道竅談 李涵虚(176)第二十一章 再び玄関について(解説1)

 道竅談 李涵虚(176)第二十一章 再び玄関について(解説1)

「玄関」とは先天と後天の交わるところである。そうしたところに入るには後天の精、気、神が調和した状態になければならない。これは簡単に言うなら一定の瞑想状態に入ることである。「玄関には神と気の交わる霊光が存している」とあるが、神は精神で気は肉体のことで、これらが安定した状態にあれば意識も安定してある種、特別な境地に入ることができるということになる。これはまた荘子のいう「虚室生白」であり、神仙道では「陽光三現」とも称される。神仙道では「霊光」のヴィジョンを見ること自体を重視することはない。心身の開かれた感覚のことを「霊光」に象徴させているわけである。

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