道竅談 李涵虚(180)第二十一章 再び玄関について(解説5)

 道竅談 李涵虚(180)第二十一章 再び玄関について(解説5)

「死」の苦しみは変化への恐れであるとここでは教えている。これは仏教と同じである。自分が亡くなるのは今とは違う世界に入ることへの恐怖であろう。他人が亡くなって悲しいのも何時もの状態が変わってしまうことから来る違和感にある。そうであるからしばらくして新しい生活に慣れてしまうと悲しみは薄れて行く。あらゆるものは変化をすると思うことでそうした苦しみを脱することができるわけである。

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