道竅談 李涵虚(184)第二十二章 二つの孔穴(両孔穴)の法(解説2)

道竅談 李涵虚(184)第二十二章 二つの孔穴(両孔穴)の法(解説2)

『周易参同契』では「上」を「閉じる」、「下」を「閉じる」とある。これは精神の安定と肉体の安定をいう。そして「下」を「閉じる」には「無」への悟りがなければならず、それにより「神」が安定する。「無」とは「無為自然」のことである。「金気」とは「金」は「肺」を意味するので呼吸のことで、肉体が自然の動きをするようになると、心である「神」が安定し、呼吸も整うことになる。これを真息という。「神」が安定するのが「土」で、五行説では「土は金を生む」ので「金」で象徴される呼吸が整うことになる。

コメント

このブログの人気の投稿

静坐雑話「道徳武芸研究」ブログ統合に向けて(5)

静坐雑話「道徳武芸研究」ブログ統合に向けて(4)

静坐雑話「道徳武芸研究」ブログ統合に向けて(1)