道竅談 李涵虚(195)第二十三章 玄牝基根(解説6)

 道竅談 李涵虚(195)第二十三章 玄牝基根(解説6)

「乾坤の圏子」とは周天のことである。「乾」の「陽」と「坤」の「陰」が円環(圏)によってつながっているとする。そして、そこには「転倒の用がある」とする。周天は人が先天(生まれる前)から後天(生まれた後)へと向かっているのを「逆転」して先天を開こうとする。「牝地の卑躬(キュウ)を行う」も転倒をいう(「卑躬(ヒキュウ)は頭を下げることで、頭が上ではなく下に来ることを表している)。「玄天」から「牝地」へ至るのではなくその反対の動きをもして天地の交わりを得るわけであるが、これが「太極」の悟りということになる。

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