道竅談 李涵虚(197)第二十三章 玄牝基根(解説1)

 道竅談 李涵虚(197)第二十三章 玄牝基根(解説1)

老子が「谷神」「玄牝」をして教えようとしていたのは心身の統一であるということをいおうとしている。「一乾一坤」「一剛一柔」とは陽と陰であり、陽だけ陰だけであると統一、融合は生じないと教えているわけでる。ここでは陰陽を融合させる秘訣として「神をして気の下に置く」が示されている。つまり「気」を鎮めることで「神」を鎮めることができるということである。瞑想で往々にして失敗してしまうのは「神」を鎮めようとするからに他ならない。「気」を鎮めるにはただ「静」であれば良い。「気」とは感情のことである。それを鎮めるには静かにしておれば良いわけでそこでいろいろな思い(神)が生じるのはとりあえずはそのままにしておいて構わない。

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