道竅談 李涵虚(199)第二十三章 玄牝基根(解説3)

 道竅談 李涵虚(199)第二十三章 玄牝基根(解説3)

この章は「玄牝基根」であるが、「基根」については「『根基』とは汞をもって鉛を迎えて、金丹の地を作ること」であるとする。これにより心身の変容を象徴する「金丹」の地が作られるとされる。心身の変容の基本ができるというわけである。汞は「腎」であり、鉛は「心」であるから、腎をして心を迎えることになる。「腎」は肉体のエネルギーの中心とされ、「心」は精神のエネルギーの中心とされるので、汞をして鉛を迎えるとは体の状態を整えて心を鎮めるということになる。つまり「静」に導く身体運動によって心を鎮めることを汞をして鉛を迎えるといっているわけである。

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