道竅談 李涵虚(201)第二十三章 玄牝基根(解説5)

 道竅談 李涵虚(201)第二十三章 玄牝基根(解説5)

この章では「谷神」を「至虚、至霊の汞性」であるとしており、また「真精」は「至清であり至嫩(どん)の鉛情である」とする。「嫩」とは若さや柔らかさを意味している。これは「精」が生命力と関係しているためである。つまり谷神は「汞」であり「性」であって、真精は「鉛」であり「情」であるということになる。「汞」と「鉛」は「腎」と「心」であり、「汞=腎 陰陽陰」の一陽が真神、「鉛=心 陽陰陽」の一陰が真精となる。つまり谷神は「心」に関係するものであり、そこにおいて「至虚」「至霊」が開かれることで先天の気が本来あるべき状態となるのである。

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