道竅談 李涵虚(186)第二十二章 二つの孔穴(両孔穴)の法(解説4)

 道竅談 李涵虚(186)第二十二章 二つの孔穴(両孔穴)の法(解説4)

「無」を上として、そこには「神徳」があるという。そうであるから「有」は下ということになる。ここでは「無」を主として「有」がそれに従属するような形になる。本来、神仙道では無は有を含み、有は無を含むとする。これは「至無」「至有」とすることができるが神仙道では「至無」をもっぱら言い「至有」に触れることはほとんどない。それは神仙道が人は大体において過度となりやすいと考えるからに他ならない。そうであるから「過度」を戒めるために「無」を特に強調するわけである。

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