道竅談 李涵虚(191)第二十三章 玄牝基根(解説2)

 道竅談 李涵虚(191)第二十三章 玄牝基根(解説2)

『老子』第六章には「玄牝」について「綿綿として存するがごとし」とある。これは太極拳の動きの奥義である「綿綿不断」と同じである。柔らかく途切れることのない動き(呼吸)が「玄牝」「谷神」を養うのである。当然のことであるが静坐においてもこの呼吸は用いられる。ただ静かに途切れることなく柔らかに行う。そうすることで本来の心の働きである「元性」が自ずから開かれることになる。この「自ずから=無為自然」というのが大切なのである。

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