道竅談 李涵虚(226)第二十五章 薬物について(解説2)

 道竅談 李涵虚(226)第二十五章 薬物について(解説2)

「兌金」の「金」を得るには「『乾』に求めるのではなく、『坤』に求めるのでもない。これは『兌』に求められなければならない」とある。その理由として「坎は北で、兌は西で隣り合っている」ためとする。これは後天八卦の並び方である。兌は五行で「金」に属しているので「兌金」の「金」は五行の考え方によるものである。兌は「口」を象徴し、金は「肺」を示すとされる。つまり呼吸と整えることが重要であるとするわけである。呼吸を整えると言えば簡単なのであるが、このように八卦や五行を組み合わせて解説しようとすると複雑になってしまう。

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