道竅談 李涵虚(230)第二十五章 薬物について(解説6)

 道竅談 李涵虚(230)第二十五章 薬物について(解説6)

最後には「復起」について、これが房中術に属するものではないことが指摘されている。「種鉛の法は、丁と壬の間にあらなければならない」とあるが、十干で丁(ひのと)と壬(みずのえ)の間にあるのは戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)である。つまり「土」と「金」である。五行説では土は金を生むとされる。金は「肺」であり呼吸が整うことをここではいっている。「その後、震兌を得て」とあるのは震卦(陽陰陰)は兌卦(陰陽陽)と陰陽が対になっている。震が開いてとは一陽が生じてということで、一陽が生まれることで兌の一陰も開くとする。これが震兌である。

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