道竅談 李涵虚(232)第二十六章 鉛と汞について(解説1)

 道竅談 李涵虚(232)第二十六章 鉛と汞について(解説1)

ここでは身体に備わっている「精、気、神」と「鉛」と「汞」との関係が述べられている。つまり「心」に属しているのは「神」と「精」で、「身(腎)」には「気」と「精」が属しているとする。ここでの特徴は「精」の扱いで、これは通常は「身」にのみに属することになっている。それは神仙道において「精、気、神」は人を動かすエネルギーであり、その粗大なものが「精」で、最も微細なのが「神」であるとされるからである。「気」はどちらかというと粗大な方に分類されるので、ここにあるように「身」に属するとするのは一般的な見方と等しい。

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