道竅談 李涵虚(239)第二十七章 鼎器の奥義(解説1)

 道竅談 李涵虚(239)第二十七章 鼎器の奥義(解説1)

易で乾卦は陽の「―」が三本で表され、坤卦は陰の「--」さ三本で表されるが、二つに分かれているのでこれを六段としている。そして陰は「--」で穴が空いている形であるからいろいろなものを容れることができるとする。坤の「陰陰陰」からは一陽が産まれる。これが丹法の基本であるとする。この陰とは「静」である。これを得ることで一陽である「動」が自ずから生ずることになるのである。この一陽を得ることが法功の基本となる。「静」を得るには無為自然でなければならない。集中法やイメージ法である観法などを使うとかえって遠回りになる。初期の仏教ではただ呼吸を感じるだけとしていた。静坐では気の感覚を味わうだけで良い。

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