道竅談 李涵虚(243)第二十七章 鼎器の奥義(解説5)
道竅談 李涵虚(243)第二十七章 鼎器の奥義(解説5)
禅の十牛図の第九は「返本還源」である。これは西派では「土」とする。ここをベースとするということである。十牛図では人も牛も消えて自然の風景となるが、これは無為自然であることを示している。そして最後は「入テン垂手」で再び俗世に還る段階であるとされる。これを「土は金を生む」として、この金(乾金)が坤に入って、乾は離に似た形となり、坤は坎に似た形となってここに後天の世界が再び開かれることになる。先天と後天の融合がなされるわけである。
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