道竅談 李涵虚(255)第二十九章 「採」と「煉」の妙用(解説3)

 道竅談 李涵虚(255)第二十九章 「採」と「煉」の妙用(解説3)

彼の家の陽鉛をして我が家の子珠の気を煉る」とあるが、「子」は子午で下丹田を「子」、上丹田を「午」とする。「彼の家」とは腎であり、腎を開いて下丹田(我が家)を煉るということである。子午とするのは小周天のルートを一日の時刻にあてるもので背中に「卯」をとって、胸に「酉」を配する。つまり子から始まり卯、そして午から酉へと巡って行く小周天の一回が一日の時刻の経過と同じとするわけである。つまり大宇宙の時間と体内の「時間」は一致しているわけなのである

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