道竅談 李涵虚(247)第二十八章 乾坤と坎離(解説2)
道竅談 李涵虚(247)第二十八章 乾坤と坎離(解説2)
西派では先天は後天を含み、後天には先天が存しているとする。そして先天が失われていない子供の頃に道を得たならば、先天を回復する修行は必要ないので、そのままにそれ(純陽)を保持して行くようにすべきと教える。このように「先天」をひじょうに重視しているのであるが、この「先天」とは何かというと、これは和合の働きであるとされている。儒家でよく使われるのは、子供が転びそうになったら、思わず手を差し伸べるであろう、その「思わず」してしまう行為が「先天」によるものとするわけである。儒教では先天とはしないでこれを「性」と称する。神仙道では「太和の気」ということもある。
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