道竅談 李涵虚(271)第三十一章 真心を論ずる(解説4)

 道竅談 李涵虚(271)第三十一章 真心を論ずる(解説4)

梵我一如というが「梵=大宇宙」と「我=小宇宙」が一つになった時とは、「梵」と「我」の区別が消えた時である。これを「虚空」を悟ることといている。また「了性」では「我」の真我(アートマン)である「性」を見出すのであるが、真我は通常の「我」を超えた境地である。「了性」にあっても大いなる自然と一体となったことが感得される。

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