道竅談 李涵虚(272)第三十一章 真心を論ずる(解説5)
道竅談 李涵虚(272)第三十一章 真心を論ずる(解説5)
神仙道では「一を抱いて離れることがない」とする教えがある。この「一」とは真心のことである。老子は「一」は「二」を生み、「二」は「三」を生んで、「三」は「万物」を生むと教えている。神仙道では「一」は真心、「二」は先天、後天で、「三」は精、気、神とする。先天に元精、元気、元神があり、後天に精、気、神があることからこれを「万物」とするわけである。「一」については真心のほかに祖気、沖気(老子)などと称されることもある。
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