道竅談 李涵虚(249)第二十八章 乾坤と坎離(解説4)
道竅談 李涵虚(249)第二十八章 乾坤と坎離(解説4)
「先天の乾坤には坎離が含まれ」とあることについて「乾坤をして鼎器」「坎離を薬物」とすることが記されている。つまり先天を「鼎器」とし、後天を「薬物」とするということである。これは後天の欲望も、先天の和合、協調の中に置いて養うということである。こうした欲望は生きていく上で必要なものでもある。しかし過度になるといろいろと不都合が生じて来る。神仙道では欲望そのものを否定することはしない。寡欲であれば良いと考える。先天によって充分にコントロールされた状態にあれば良いとするのである。
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