道竅談 李涵虚(284)第三十三章 神と息との妙用(解説4)

道竅談 李涵虚(284)第三十三章 神と息との妙用(解説4)

「風」は「火」の勢いを盛んにし、それは「炉=下丹田」に吹き入れられなければならない。「風」が「火」の勢いを盛んにするとは、息が内的な働きを持って内的な熱を生むことである。確かに内的な熱は実際に温かさとして感じられるし、ある場合には発汗をするほどの「熱」となることもある。またそうした状態は下丹田(炉)の充実を促すものでもある。そのための秘訣として「凝神聚気」がある。つまり「神を凝(こ)らして、気を聚(あつ)める」のであり、神や気が散漫にならないように静をもってそれを守ることが重要とする。

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