道竅談 李涵虚(286)第三十三章 神と息との妙用(解説6)

 道竅談 李涵虚(286)第三十三章 神と息との妙用(解説6)

これまで見てきたように静坐の文献にはいろいろな方法が記されているが、実際は「必要なものだけ」を用いれば良い。この見極めをするのに始めは師の指導を仰がなければならないかもしれない。重要なことは「一定の時間、自己の内面を見つめる」ということだけに過ぎない。本文には「火力があがって火の色は青になる」とあるが、これは「炉火純青」と称されるもので、火力が上がって純粋な金属へと精錬されることを示しているのであるが、静坐にあっては清澄な心身の状態に入ることをいうものである。

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