道竅談 李涵虚(293)第三十四章 神と息とを再び論ず(解説6)
道竅談 李涵虚(293)第三十四章 神と息とを再び論ず(解説6)
神と一体となった息は、日本では特に「呼吸」「間合い」として重視されている。中国ではこうしたものを「機」と称する。社会の変化の時である天機は特に重視され、それを適切に利用することが新たなステージに入るためには欠くべからざるものとする。つまり社会の変化は自己の内的な変化と無関係ではなく、それと適切に合わせることで心身の変容を促すことができると考えるわけである。これはまた「天丹」ということもある。ちなみに「人丹」は静坐のような修行であり、「地丹」は住んでいる環境とされる。適切な住環境や人間関係も心身の変容に資するものである。
コメント
コメントを投稿