道竅談 李涵虚(298)第三十五章 気と息の妙用(解説4)

 道竅談 李涵虚(298)第三十五章 気と息の妙用(解説4)

「復命の根」とは本来の「命」の状態に戻ることをいう。その根源、根本が気と息の調和、一致にあるというわけである。「養命の源」「護命の宝」も同じことである。「命」が本来の状態に還ることでそれが養われる(養命)し、護られもする(護命)わけである。「命」が本来に還れば、同時に「性」(精神)も本来の状態に復することになる。それは「命」と「性」が一体であるからに他ならない。このように神仙道ではすべては「一」に還るのである。


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