道竅談 李涵虚(287)第三十四章 神と息とを再び論ず(本文)

 道竅談 李涵虚(287)第三十四章 神と息とを再び論ず(本文)

息が静であれば、神は安定する。凝神の法はもとより調息によらなければならない。神が定まれば息も安定する。調息の法もまた凝神によらなければならない。おおよそ存神(意識のあり方)は虚でなければならない。そうであれば内息が開かれて息は神と深く協調することになり、神は息と協調することで鎮まる。神と息とは共に鎮まっており、それはあるようであり、ないようでもある。神は息と一体であるが、息と神との一体が意識されることもこともない。風は火を得て盛んになる。火は風を得て燃え上がる。風と火、火と風は深く係りあっている。風は火であり、火は風であることを知らなければならない。純粋に熟した功夫は文字をしてそれを表現することはできない。


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