道竅談 李涵虚(278)第三十二章 心身について~調息法も含む~(解説4)

 道竅談 李涵虚(278)第三十二章 心身について~調息法も含む~(解説4)

本文には「心が静であれば息もまた調え易いものである」としている。これは先にも触れた調心、調息から凝神への流れをいうものである。ただ調心といってもどのようにすれば調心を行うことができるのかが分からない。それについては以下のようにある。「心の働きが微細になればなる程、息も次第に微細なものとなる」である。「心の働きが微細」になるとは、自分の心の働きを細かく観察することで自ずからその働きを微細なレベルで知ることができるようになる。そうなると息も静かなものとなる。こうした過程は煉精化気、練気化神とも称される。

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