道竅談 李涵虚(281)第三十三章 神と息との妙用(解説1)

 道竅談 李涵虚(281)第三十三章 神と息との妙用(解説1)

ここもいうならば「呼吸」について述べたものである。静坐にとって重要なのは外的な呼吸ではなく、内的な呼吸であることを教えている。そして内的な呼吸による「風」が体内の「炉」に吹き込まれることで「丹」を煉ることが可能となるとする。ここに見られるような「内的な熱」の発生は多くの神秘的なエクササイズで見ることができる。エリアーデもシャーマニズムやヨーガで行の成就の証としての「内的な熱」の発生があることを指摘している。またチベット密教では「ツンモ」と称してミラレパなどがそれに熟達したと伝えられている。

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