道竅談 李涵虚(302)第三十六章 神と意の妙用(解説1)
道竅談 李涵虚(302)第三十六章 神と意の妙用(解説1)
神と意は体と用の関係にある。また意を用いようとするのであればそれは神を離れることはできない。意が働くのは神があるからで、意識の働きを意と神に分けるのは、その根本にはあるべき意識の働きがすでに存していると考えるためである。つまり意から神そして元神がもっとも純粋でこれは本来の人が有している理想的な「仁」や「慈」などで表現される境地である。それが後天の神になると欲望などいろいろなものに影響されてまちがった心の働きを促してしまう。こうした中に生まれた意は必ずしも適切な行動だけを促さなくなってしまう。
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