道竅談 李涵虚(282)第三十三章 神と息との妙用(解説2)

 道竅談 李涵虚(282)第三十三章 神と息との妙用(解説2)

ひとつの成就の証でもある「内的な熱」の発生は「神」にあることが指摘されている。そこで「神」は「含光黙黙」でなければならないとする。「光を含み静かにしている(黙黙)」とは「回光返照」と同じである。自分の内面を静かに見つめる。ここには何らのイメージ(観想)や呼吸法などの操作を加えることはない。また「息」は「真気が柔らかく途切れなく(綿綿)」とする。真気とは「神」と「気」が一体となっている状態をいう。これらが無為自然であることをいっている。

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