道竅談 李涵虚(304)第三十六章 神と意の妙用(解説4)

 道竅談 李涵虚(304)第三十六章 神と意の妙用(解説4)

「元神」の「斡旋」「正覚」が求められているが、「斡旋」は周天と同じである。つまり無為自然において周天が起こることを「元神」の斡旋としているわけである。またこのことは「斡旋」が本来は自然に生じているということでもある。こうした先天(元神)と後天(神)が一体となった時の意識は本来あるべきの意識の状態なので、これを「正覚」としている。これは神を用いる周天ではない。神(後天の神)による周天は「意」を用いなければならない。そうなると先天と後天は分離しているので正覚を得ることはできない。


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