道竅談 李涵虚(311)第三十七章 神と意を再び論ず(解説4)

 道竅談 李涵虚(311)第三十七章 神と意を再び論ず(解説4)

真意を働かせようとするのであれば、煉己を先にしなければならない」とあるが「真意」とは「元神」によるもので本来の意の働きが示されることになる。「煉己」とは心を鎮めて本来の自己を見出すことに他ならない。すべては自己に関係するのであって、秘伝や奥義とされることもそれが正しいものであれば、それらのすべては自己の中に備わっている。そうでないものは自然ではないので、これは必要のないものである。煉己はただ自己を見つめるだけのことである。ただ自己を見つめていれば自ずから秘伝、奥義とされるものも見えてくる。


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