道竅談 李涵虚(318)第三十八章 「不朽」を争う(解説4)

 道竅談 李涵虚(318)第三十八章 「不朽」を争う(解説4)

多くの人は「不朽」なるものを求めて安心しようとする。「こうやれば良い」と決めつける教えを求めてしまうわけである。「〇〇を信じれば良い」「〇〇に祈りを捧げれば良い」など、何かを「決めてくれ」という欲求を持つ。しかし、そうしたものは存してはいない。そうであるから「不朽」を求めるには、常に更新がなされなければならない。古いものは見直されなければならない。自分も変化し、環境も変化をする。そうした中に生まれる「不朽」なるものも、また時々に変化するものである。変化することで永遠であり続けることができる。こうした変化を追究することを「争う」としているわけである。


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