道竅談 李涵虚(329)第四十章 仙道と仏道を共に修する(解説4)

 道竅談 李涵虚(329)第四十章 仙道と仏道を共に修する(解説4)

仙道、仏道、儒道の根本にあるのは「道」であるとする。「道」とは宇宙の根本法則のことであって、それを知ることで「養生」に役立てようとしたのであった。養生のベースにあるのは「生きることを楽しむ」である。長い歴史の中で表面的な楽しさはすぐに失われてしまう、そうではなく、失われることのない味わいの深い本当の楽しさを養生法では求めたのであった。そしてそこで得られたのは「無為自然」であった。それを体得して実践する方法として仙道や儒道がある。また仏道も中国ではそのようなものとして受け止められることが往々にしてあった。仙道、仏道、あるいは儒道がひとつであるとするのは「道=養生」においてであったのである。


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