三車秘旨(62)道情詩詞
三車秘旨(62)道情詩詞
(本文)
「仙心が生じれば、つまりは静心が生まれる」
深い山を彷徨えば
静かな心から煉丹への思いが生まれる
白雲を袖の中にして洞府へと帰れり
頭を垂れて目を閉じ坐布へと坐る
(解説)
「深い山を彷徨えば」とあるのはそうした心境になればということであろう。深山に一人いるような気持ちになると自然に本来の自分が目覚めてくる。ここに「静心」が開くことになるわけである。もちろん「準備」ができていなければ例え深山幽谷に入っても「静心」が開かれることはない。また静坐などで「静」を感得することができていればどこであっても「静心」を開くことはできる。
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