三車秘旨(63)道情詩詞
三車秘旨(63)道情詩詞
(本文)
「静心が生ずれば、つまりは真心が生まれる」
知り分かるべきは、すべてが仮のものであること
知り分からないのは、始めに真の生じること
一度、天地自然の元気の「盃」を傾ければ
(仙人の住む)東方に赴き道人となるであろう
(解説)
「元気」を開くことができれば「道人」への道も開かれることを教えている。静坐をして静心を養っていると、次第に真心が開いてくる。それは元気が開かれることでもある。元気とは根源の生命力のことをいう。これはいかなる世俗の権力も権威をも超越している。いかなる世俗の権力も権威も「仮のもの」であるに過ぎない。こうした心境に入ることが「真心」を得るということでもある。
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