三車秘旨(66)道情詩詞
三車秘旨(66)道情詩詞
(本文)
「無の中に有を生むとは何か」
真鉛が太無の中から現れる
種は離宮に在って坎宮から出る
黄芽を見たなら急いで燻蒸をする
人は白雪が虚空を満たすと言う
(解説)
真鉛とは腎の一陽のことで、これは心に「静」を得ること、「太無」を感得することで初めて発動する。「種」は腎の一陽であって、これが坎宮(腎)から出て離宮(心)に入ることが示されている。黄芽とは丹を得るためのベースとなるもので、これは腎の一陽である。腎の一陽が発動する時「陽光三現」するとされている。これが「白雪が虚空を満たす」である。「陽光三現」は「虚室生白」とも称される。白い光を感得するわけである。これは実際に白い光に包まれたり、白い光を幻視したりすることもあるが、そういった感じを得るだけのこともある。
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