三車秘旨(73)道情詩詞
三車秘旨(73)道情詩詞
(本文)
「自らを語る」
俗世を離れて詩を作る
二十四篇 心を現す
長乙の山に居てすることもなく
魚鼓を歌うこと一声
これ一篇の詩をなしたりき
(解説)
李涵虚が自らここで紹介した二十四篇の詩作について語っている。「魚鼓」とは道観で歌われていた教えを説いた歌で、多くの曲があり、民間の芸能にも影響を与えたとされる。中国では詩は日本いう「詩吟」のように朗唱されることが多い。道家でも儒家でも、道の詩を吟ずることで心身が浄化、涵養されるという。あるべき言霊の響きに包まれることで、心身の波動を調えることができるというのである。
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