三車秘旨(84)道情詩詞
三車秘旨(84)道情詩詞
(解説)
修行において色欲は否定されるべきことを説くも、古の仙人たちは必ずしもそうではないとしている。本来、神仙道には色欲を禁ずるということはなかった。何事においても神仙道では過度であることを宜しくないとするだけである。色欲も過度であってはならない。それは否定においても肯定においてもである。仏教のように色欲を過度に否定しても意味がない。過度な否定はかえってこだわりを深くしてしまう。一方、房中術のような肯定も好ましくはない。自らの「性」によく問うて「適度」であるところを常に探って修行を進めることが肝要である。
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