静坐雑話「道徳武芸研究」ブログ統合に向けて(2)
静坐雑話「道徳武芸研究」ブログ統合に向けて(2)
ひとは意識の持ち方ひとつで社会の秩序を簡単にひっくり返すことができる。厳正なる秩序に中には、必ずアナーキーへの衝動が潜んでいる。それを老子はするどく指摘する。そしてそれを知り得るのは深い瞑想における「体験」であると教えている。およそ中国では日本よりも静坐が好まれる傾向がある。私が師範大に留学した時も、不動産屋の三十代くらいの男性が「静坐をしたい」と言っていた。そして公園のどこで静坐をやっている等よく知っていた。たとえば大安森林公園では観音像のまわりに小さな椅子を置いて座っている人たちがいるなどである。その目的とすることは「心身の養生」にあるようであるが、仏像などの近くで行うことで「魔」が入らないということもあるようであった。
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