静坐雑話「道徳武芸研究」ブログ統合に向けて(1)

 静坐雑話「道徳武芸研究」ブログ統合に向けて(1)

これまでで西派のテキストの翻訳と解説を終えることができた。使ったのは台湾の自由出版から出ている道蔵精華「太上十三経注釈 道竅談三車秘旨 合刊」である。西派はそれまでの神仙道の秘伝、秘訣を集めて体系化しようとしている。その意味ではパズルを解くような面白さがあるが、実際の静坐をしよとするのにはあまりに煩雑であるともいえる部分もあったことであろう。来週よりはこの内丹のブログを外丹のブログに統合して「道徳武芸研究」と題しようと考えている。「道徳武芸」の「道徳」とは『老子』のことでそれをベースにしようと考えている。およそ『老子』と『孫子』は数ある中国古典の中でも卓越した価値があると考えている。よく『老子』は『莊子』と同列にして扱われるが、『莊子』が隠逸の傾向が強いのに対して、『老子』は市井にあって超俗をめざそうとする指向性が高いように思われる。否「超俗」というよりアナーキーといった方が良いかもしれない。


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