静坐雑話「道徳武芸研究」ブログ統合に向けて(5)
静坐雑話「道徳武芸研究」ブログ統合に向けて(5) 八卦掌居敬窮理学派における静坐には「敬字訣」があるのみである。「敬(つつしみ)」は中国語で「チン」であり、これが「静(チン)」に通じるので、心に「敬」字を思えば自ずから気持ちが静まるとされている。ただ日本人はこうした音のイメージの共有はなかなかできないので、それ程有効ではないであろう。静坐はただ座っていれば良い。それにより「性」は自ずから開かれる。ただ座っているといろいろな感覚が出てくる。静坐を続けることはその変化を楽しめるようになると苦痛ではなくなる。しかし、それまではなかなか興味が持てないかもしれない。その期間を越えるための方法として敬字訣などいろいろな瞑想技法があると静坐では考えている。