三車秘旨(30)収心法について
三車秘旨(30)収心法について (解説) 『三車秘旨』は三段階の河車を説明した後、「収心法」について述べている。瞑想では「雑念を払う」「集中する」といったことが重視されるが、静坐では再三述べているように集中は重要としてはいない。ただ静かに坐れば自ずから心は静まるとされている。ただ、そうは言ってもなかなか心が静まるまで静坐を続けるのは難しい。そうしたこともあって初心者のために、ここでは「会陰」や「臍下」の集中法を説いている。ただこうした肉体の一部に意識を集中させるのはひとつの便法であって、本来は気の流れを感じてそれが自ずから集まるところ(玄関)に意識を置くことになる。